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HOME > 特集・シーンから探す > 遊・悠・ドライブ 2013年3・4月号 港町・長崎で見る建築と町並み
交易の港として栄えた町・長崎。今でも造船業が盛んで長崎市内から眺める長崎湾、さらに香焼方面に多数ある造船ドックの巨大なタンカーは、一際目をひく。そんな港方面から町へ目をやると、江戸時代から残る和洋折衷の建築に、近代を妥協する建築家のモダンな建物が町並みに溶け込み、観光をより一層楽しいものとしているのが見て取れる。高台に佇む、現存する日本最古の教会、そして埋め立て地には重厚な現代建築の美術館がデビュー。これはもう、建築散策に急がなくては!
外階段からも自由に登ることができる屋上庭園。船が往来する波止場や夜景が美しい稲佐山などを一望でき、まるで丘の上にいるような気分に。
展示棟の間を流れる運河も見下ろせる。
(左)大きな窓ガラスから自然光がたっぷりと差し込む館内。(右)美術館棟の階段の地元産波佐見焼陶板280枚で構成された間接照明。優しい光を創り出している。
水と緑と花々に彩られた「長崎水辺の森公園」に隣接する長崎県美術館。1965年に開館した長崎県立美術博物館がその前身で、博物館部門は、現在の長崎歴史文化博物館へ、美術館部門は、常盤・出島地区へと場所を移し 2005年にリニューアルオープンした。スタイリッシュながらも周囲の風景と調和したこの建物は、東京のサントリー美術館なども手がけた建築家・隈研吾らの設計によるもの。自然と建築物との一体化を図った隈は、敷地内を悠々と流れる長崎湾の運河をそのまま活かしながら、中央に運河を挟む形で西側には「ギャラリー棟」、東側には「美術館棟」と呼ばれる 2つの展示棟をデザインしている。壁や天井部の随所には、一定の傾斜を持たせながら細長い羽板を平行に組んだ「ルーバー」という隈が得意とする技法を用いており、光が差す方向を刻々と変えながらたくさんの外光を館内へと導いている。また、ガラスのカーテンウォールから降り注ぐ自然光が心地よい開放的な玄関ホールは、長崎から新たな文化を発信すべく活動する風通しのよい美術館のあり方を象徴しており、その姿はまさに「呼吸する美術館」といえる。収蔵品は、明治期以降の長崎ゆかりの美術や、外交官・須磨彌吉郎のコレクションを母体にピカソ、ミロ、ダリなど近現代を加えたスペイン美術が充実しており、5室の常設展示室においてたっぷりと鑑賞できる。そのほか、年間 6本ほど開催される企画展とあわせればさらに見ごたえ十分だ。鑑賞後は、眼前に運河を望むカフェで一息つくもよし、運河沿いの遊歩道を散歩するもよし。そして見晴らしのよい屋上でのんびりと羽を伸ばせば、美術館を通して自らの呼吸も改めて深く感じられるはず。
(左)角度によって「長崎県美術館」の文字が現れる玄関のロゴデザイン。(右)至るところに用いられた「ルーバー」は、差し込む光の方向や量を時間ごとに変化させている。「呼吸する美術館」のコンセプトのもと、地域の活性化や情報発信にも努めている。
グスタフ・クリムト
《人生は戦いなり(黄金の騎士)》
4月7日までは、「生誕150年記念 クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」を開催中。※別途料金が必要
長崎IC経由 ながさき出島道路出島出口からすぐ
10:00~20:00
休:第2・4月曜(祝日の場合は火曜休)、年末年始
美術館コレクション展:大人400円、大学生・70歳以上300円、小中高生200円
長崎市出島町2-1 TEL:095-833-2110
http://www.nagasaki-museum.jp/
人々の心を高く引き上げる効果があるという尖頭アーチの天井。フランス人の設計に基づき棟梁の小山秀之進が試行錯誤の末、日本の素材である竹を活用し実現。
現存する日本最古のゴシック様式の教会として、国宝にも指定されている大浦天主堂。正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」といい、豊臣秀吉のキリシタン禁教令によって 1597年に処刑された 26人に捧げるために、1864年に創建された。竣工は、グラバー邸やオルト邸なども手がけた小山秀之進によるもので、殉教地である西坂の丘に向けて建てられている。日本のキリスト教史における重要な出来事「信徒発見」の舞台にもなり、厳しい弾圧にも屈せずに信仰を続けていたキリスト教徒が「サンタマリアのご像はどこですか?」と、自らが信徒であることを告白したという逸話が残されている。1879年には外壁を煉瓦構造にするとともに当初の 2倍の大きさに拡張し、現在の姿に。また、原爆投下では、屋根や正面大門扉などが破損し大きな被害を受けたが、信徒発見記念のマリア像やいくつかのステンドグラスは無傷だったという。約 150年もの歴史を見守り続けるステンドグラスの光に包まれながら目を閉じると、当時の信徒たちの祈りが聞こえてくるようだ。
(左)白亜の聖母像は、「信徒発見」を記念して1865年にフランスより贈られたもの。(中)ステンドグラスの窓は、堂内に差し込む太陽の光を神秘的な七色に変化させている。
長崎IC経由ながさき出島道路出島出口から車で約5分
8:00~18:00(最終入館は 15分前)
無休
大人 300円、中高生 250円、小学生 200円
長崎市南山手町5-3 TEL:095-823-2628
http://www1.bbiq.jp/oourahp/
無高台に点在する洋館には、煉瓦造りと瓦屋根との和洋折衷が見られ、150年前の西洋料理を再現した食卓(右中)やコンニャク煉瓦(右下)などを展示。旧スチイル記念学校では船の模型展示も(左下)。
港や市街地を一望する南山手の高台に、国指定重要文化財3棟をはじめ、市内より移築した 6つの洋館などの計9つの建物が集まるグラバー園。中でも今年築 150年を迎える邸宅となるのが、スコットランド出身の実業家、トーマス・ブレーク・グラバーが住んだ旧グラバー住宅である。グラバーは 1859年の長崎開港と同時に渡来し、1863年に日本最古の木造西洋風建築となる邸宅を建築。内部には、部屋を明るくするため高所に設置した「姿を映せない鏡」や、当時の未熟な日本の製造技術で焼いた独特の薄さの「コンニャク煉瓦」、そして親交が深かったとされる坂本龍馬をかくまった可能性がある「隠し部屋」など、思わず謎を解きたくなるような見所が随所にちりばめられている。あわせて旧ウォーカー住宅や旧リンガー住宅、旧オルト住宅などイングランド出身の実業家たちが住んだ洋館を巡れば当時の暮らしぶりや、倒幕の野望に燃えた幕末志士の思いにも触れられるはず。そんな異国の商人たちの功績や足取りを、色とりどりの花や緑に囲まれた庭園を散策しながらノスタルジックに感じたい。
長崎IC経由 ながさき出島道路出島出口から車で約5分
8:00~18:00 ※季節によって変動あり(最終入館は20分前)
無休
大人 600円、高校生 300円、小中学生 180円
長崎市南山手町8-1 TEL:095-822-8223
http://www.glover-garden.jp
かつての長崎奉行所があった場所に開館した博物館。設計は故黒川紀章氏。長崎の外交史や幕末を知る 4万点以上の貴重な資料が充実。出土した江戸時代の石垣の一部を用いながら復元した外観のほか、お裁きの様子を寸劇(土日祝開催)にて観覧できる奉行所再現ゾーンも興味深い。
アクセス:長崎自動車道 長崎芒塚 ICから車で約10分 開館時間:8:30~19:00(最終入館は30分前まで) 休日:第3火曜日(6~8、12月を除く) 料金:大人 600円、小中高生 300円 ※企画展は別料金 所在地:長崎市立山1-1-1 電話:095-818-8366 URL:http://www.nmhc.jp/
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