徳島の中心に佇む２大シンボルへ

阿波おどり会館

徳島といえば欠かせないのが毎年夏の4日間、130万を超える人でにぎわう阿波おどりの存在だ。笛や三味線などのにぎやかな鳴り物に合わせて2拍子で踊る民族舞踊は、全国各地で踊られているが、やはり一番規模が大きいのが、ここ徳島。その原点は諸説あるが、約400年前の精霊踊りや念仏踊りとされている。型に捉われず自由奔放に舞う踊りが劇的に変化したのが1970年の万博以降。手の所作や舞い方が華やかになり、魅せる踊りとして昇華したのだ。その歴史や特徴を、阿波おどり会館3階にあるミュージアムではパネルや展示などで楽しく学べる。

ロープウェイで眉山へ

徳島の象徴として市民に親しまれている眉山へは、会館5階からロープウェイが発着している。どこから見ても眉のような形に見えることからその名がついたといわれるたおやかな山は、穏やかな人が多い徳島を表しているかのようだ。

眉山ロープウェイ

眉山夜景

春の見どころ

桜の時期は多くの市民でにぎわう眉山。3月中旬から4月上旬に見ごろを迎えます！！
山頂では、こんがり香ばしい眉山名物の焼きもちを売る屋台も。

1000余点の至宝名画を世界観まるごと体感

世界25ヵ国に散らばる至宝の西洋名画を、2000年以上そのままの色と形で残る陶板で再現した世界初の陶板名画美術館。なんといってもすばらしいのは、そのスケール感。ミケランジェロによって描かれたバチカンのシスティーナ礼拝堂や北イタリアにあるスクロヴェーニ礼拝堂など、原寸大で再現されているため、まるで現地にいるような圧倒的な存在感で名画の世界観がそのまま体感できる。

春の見どころ

2012年3月31日(土)までは、作品に秘められたシンボルやメッセージを読み解く「名画の不思議発見！」を開催。
4月1日（日)からは世界25カ国の絵画を巡る「世界を駆ける名画の旅」を開催。

四国八十八ヶ所霊場　起点となる第一番札所

四国に散らばる弘法大師空海ゆかりの寺社88ヵ所を巡礼して満願成就を願う四国八十八ヶ所巡り。四国遍路とも呼ばれる巡礼の旅の第一番札所である霊山寺は、聖武天皇の勅願により行基が奈良時代に創建したと伝わる由緒正しい寺院。

春の見どころ

発願の寺である霊山寺の春といえば、毎年4月の第1日曜日に行われる「釈迦誕生日・青葉祭り・花祭り」。 山門横に咲く桜もその時期に見頃となる。